共働きサラリーマンの家計簿

アラサーの投資+雑記ブログ

【保険】新卒が老後の心配する時代【投資】

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新入社員たちに新人講習をした。休憩時間にマネーフォワードを教えてあげたら凄い感謝されて良かった。

なんだかんだ使い始めてからもう2年近く経つなぁマネーフォワード。一回も課金した事はないが( ´_ゝ`)

休憩時間に談笑する中で聞かれた事。

『やっぱり保険って社会人になったら入ったほうがいいですか?個人年金とかどうなんですかね?』

 

 新卒が個人年金検討する時代なのか…

 

もうびっくり。保険っていうから自動車保険とかガン保険とかの話されるかと思ったらまさかの貯蓄型保険かよ。俺は個人年金なんて存在自体を新卒の時知りもしなかったわ。

それだけ若い人たちが公的年金に対して不安を感じていて自助努力をする必要性を感じているんだなあと気づく。

僕自身は終身保険にも個人年金にも入ってはいるが正直なところその子には貯蓄性の高い保険はオススメはできないなあと話した。控除分を含んだとしても歴史的に見れば自分で運用したほうが利回りはいいんだよねーと。

そしてその投資方法については自分で調べたほうがいい、損しても納得できるからと伝えた。僕は人に投資のやり方についてリアルで話す事は嫌いだ。

 

 

また、その子には伝えていないけれど、5.60代の視野の狭い人がよく言うセリフ。『お宝保険に入ってて良かった』に騙されないで欲しい。

その払込を続けた期間、同じ額を先進国株式連動のインデックスファンドで運用しておけば差額は2倍で収まらない。もちろん控除分を含めてそうである。

なぜかおっさんは『保険のみ』というくくりで現在と過去を比較したがる。

人生という単位でみるなら保険も投資も資産運用というカテゴリで同一なのにそこからは目を背ける。

 

ただ、そんなことを絶対におじさんに言うべきではない。おじさんは自分の賢さをみんなに聞いてもらって承認要求を満たしたいだけでそこに意見を求めていないからだ。間違っても『膨大な手数料を保険会社に納めてきたんですね』とは言ってはいけない。

 

個人年金に資産を40年投下するくらいなら

 

基本的に個人年金は途中解約すれば元本を割り込むことから、払込中に今払い戻した際の返戻額を気にする人は少ないと思う。そう考えるならば自分でインデックス投資によりお金は運用したほうが把握のできない無駄な手数料を取られることもないので資産は育つ可能性が高いだろう。

そして資産クラスを選定して20年を超える長期的な運用であれば歴史的に見ても元本割れも起きていない。

それでも投資の元本割れを気にするのであれば、歴史的に見て今まで起きていない事態が起きた時に保険会社が恒久的にに約束された利率でお金を払うことにも疑いをもつべきだ。

保険会社は預けられたお金についての大部分を投資により運用している。そして上澄みを吸いとり残り部分を配布いるだけにすぎないんだから。

経済が未曾有の危機にさらされて破綻しているようなら、ちゃんと保険会社も破産するだろう。

保険会社は定率で金が増やせる錬金術師ではないことは理解しておくべきだ。

 

 

 

貯蓄性の高い保険にもメリットって

 

それでも僕は貯蓄性の高い保険についてメリットがないというわけではないとも思っている。それは控除の面ではない。先ほども言ったけれど、保険の控除分なんて投資による複利の恩恵に比べたらとても小さい。複数年になるほどそれは差が広がる。

 

たまにオカシイ比較があって。

年間10万円を平均年利1%の保険と平均年利3%の投資、それぞれに投下した場合。

保険に関しては運用された金額自体は101,000となるので2,000円ほど投資に比べて運用結果自体は劣ります。しかし、7000円近くの税控除があるので実質年利8%で投資よりとってもお得なんです‼️

こういうやつね。明らかに書いてる人はわかってるはずなんだよなあこの文章の悪意に。

リボ払いは月々定額だから支払いが怖くない的な胡散臭さ。

 

保険による税控除の金額<<保険会社の手数料と考えれば控除分を損してる気にはとてもならないだろうから仕方ないか。

 

それでも個人年金をやるメリットは僕が思いつくに2つほど。

 

①受取方法を終身に選択すれば死ぬまで定期的にお金をもらい続けれる。

②掛け金の9割については保険機構による保証がある。※一部の商品はない

 

①はある意味すごい、老後での不労所得には株式の配当や有価証券の売却益などがあるだろうがどれも金額は確定しない。

しかしこと個人年金については常に定額のお金が振り込まれる。

例えば新卒から定年までの間JA共済のライフロードに年間8万円を積み立てれば60からは死ぬまで毎月1万ほど貰えるわけで。もちろんそれでは生活できないけれど、死ぬまで定額でもらえるお小遣いってなんだかよくない?と。

どんな優れた投資だって自らが死ぬまで定額の配当金、利回り保証をし続けることはできないのだから。

 

②に関しては先ほどいった未曾有の危機が世の中に起きた場合、仮に保険会社が潰れてしまっても保険機構が掛け金の9割を補填してくれるシステムがあるってとこ。

投資は完全に自己責任でかたづけられるが保険にかんしては9割は責任ある機構が補填してくれる。

これも慎重な人には心強いだろう。

※ただし、JA共済の商品はその保証がないようだ。

 

あと、先ほど僕は控除なんて大したことないと卑下したけれど、それはあくまで複利メリットに比べればと言う話で…リスクなく取れる控除は受けた方がいい。

これも個別の商品推しになってしまうのだけれど明治安田生命が最近新しく出した、ライトシリーズのじぶんの積立はいいと思う。この商品はいつ解約しようが元本保証をうたっている。1年で解約しようが元本保証なら節税の旨味だけ貰えばいい。

どうせ銀行に預けといてもたいした利息はつかない時代。今ある銀行口座から年間12万をスイッチするくらいの気持ち程度では保有することは悪くないことだと思う。1年ごとに解約してその12万をまた翌年の保険の払込に翌年当てれば控除分丸儲けだ。

ただ、やめてすぐ入れるかは分からないけれど(・Д・)。それが出来るならほんと税制度の旨味だけ吸い取ったような節税テクだと思う。

リスクなしだから検討の余地は十分だ。

なんにせよ自己責任。無理せずバランスよくやればいいのさ投資も保険も。